「ナンピン(難平)」とは、 売り上がり や 買い下がり などをひとまとめとした言い方とも捉えられますが、株価が下落したときに、同じ銘柄の株を買い足して平均取得単価を下げることを意味します。ナンピン買いは株価が上昇トレンドにあって、一時的に下がったときに行うと有利になる可能性の高い投資手法ですが、下落トレンドの途中では損失をさらに大きくすることにもなりかねません。
ナンピンには次のようなメリットとデメリットがあります。
- メリット:平均取得単価が下がるため、含み損を解消しやすくなる。
- デメリット:相場の逆行が続くと損失が拡大するリスクがあるので、無計画にナンピンを繰り返すと強制ロスカットのリスクが高まる。
たとえば、6,000円で100株買った銘柄が、5,000円に下がったときに100株買い増しをしたとすると、1株あたりの平均購入単価は5,500円になり、利益が出る水準が下がります。
これをナンピン買いといいます。